妊娠中や産後はホルモンバランスが崩れやすいため、精神的に不安定な状態になる方が多いと言われています。嬉しいはずの妊娠や出産で気分が落ち込んでしまったり、悲しい気持ちになったりしていませんか。それはもしかしたら、マタニティブルーに陥っているのかもしれません。
マタニティブルーは妊娠中や産後に起こることがあり、家族のちょっとした言動でも気に障ったり、落ち込んだりすることです。原因は、出産や育児に対する不安や慣れない育児による睡眠不足など様々なことが考えられますが、とくにホルモンバランスが大きく関係していると言われています。
妊娠中の胎盤は、様々な種類のホルモンでつくられており、出産の時に胎盤が体外に排出され、ホルモンが急激に減少します。ホルモンの状態が大きく変化すると、自律神経にも影響を与えることがあり、それが本人の自覚とは関係なしに感情の変化としてあらわれてしまうことがあるものです。
マタニティブルーは、ほとんどが一過性のため10日から2週間程度で精神が安定するとされています。考え過ぎてしまう性格の方や環境が悪いと長引いてしまい、産後うつ病になる場合もあります。マタニティブルーは妊娠や出産を経験すれば、程度の差はありますがだれでもなりやすいものなので、自分を責めたり遠慮したりせずに家族や安心できる人に相談するなどして、助けてもらうことが大切です。
マタニティブルーを防ぐには、不安や悩みを人に話すことや体を動かすことをおすすめします。自分一人で抱え込まず、家族や安心できる人に不安なことや悩んでいることを話してみませんか。「話すだけで?」と思われるかもしれませんが、話した後は心がスッキリしていることを実感されることでしょう。
また体を動かすことも大切です。妊娠するとどの程度動かしていいのかわからないので、運動不足になりがちです。軽いウォーキングやマタニティヨガなどの有酸素運動をすると、ストレス解消にもなりますし、よく眠れるようになります。
福岡市博多区にあるサンシャインでは、ヨガ教室とカウンセリングルームを併設しています。マタニティブルーかな、と思うときや予防したい方はマタニティヨガやカウンセリングを体験してみませんか。心も体も軽くなってマタニティライフを楽しく過ごすことができます。お気軽にご相談ください。