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村上眞知子のサンシャインな日
黄金の糸プロジェクトに寄せての体験談
サンシャインでは、新しく『黄金の糸プロジェクト』をスタートすることにしました。
「黄金の糸」とは、赤い糸よりもっと強い絆で結ばれたご縁のこと。
そんなご縁で運命のパートナーを見つけるための自分磨き講座の開講です。
名付けて「黄金の糸プロジェクト TSUMUGU講座」
『黄金の糸プロジェクト』のスタートにあたって、以前、結婚をサポートした方が体験談を寄せてくださいましたので、ご紹介します。
その方の時は、まだプロジェクトは存在しませんでしたが、カウンセリングという形でサポートしていきました。その時の考え方やノウハウをプロジェクトに盛り込んでいます。
サポート中に、「あなたたち二人は運命の人と出会っていると思いますよ。中島みゆきの歌 ‟糸”のように」と背中を押した記憶がありますし、舟に乗り込む話もしました。
いずれにせよ、二人で乗り込んだ舟に、4年経って、二人の子どもという乗客を乗せて、良き方向に進んでいるということはサポートした甲斐があったというものです。
体験談は少々長いですが、Ⅿ・Sさんの思いがこもったものですので、ぜひ読んでくださいね。
「結婚する意味ってあるのかな?」
出会った当初から、どういう環境で何を考えて経験して生きてきたのか、話すほどに想定外で突拍子もなくて、環境が違いすぎたので共同生活を想像できるはずもなく、いつも話の延長線上に結婚はありませんでした。
結婚相手として意識したのは、まちこ先生に「ふたりで一緒の舟に乗って舵を切って漕いでいったら、ひとりだけ思うがままでは進められないので、ひとりの舟では見られなかった景色の場所に辿り着きます。それを見るのはいかがでしょう?」と言われたこと。
結婚というものに対しては、私はずっとしたくない派でした。デメリットのほうが多いと思っていたから。結婚はしたことがないので不安でしかなかったので考えないようにしていました。
ただ、律儀で誠実な人だというのは、周りからも聞いていたし本人との会話から感じていたので「ひとつの舟を一緒に漕ぐ」ことに関しては絶対的な信頼感があったのです。
どんなに喧嘩をしても、その時に感じた信頼感だけは揺らぐことがありません。
わたし自身は10代のころから散々自由を謳歌して生きてきて後悔はなく、ワガママの通らない舵取りは考えても予測不可能なことなので漠然とした不安だけで、憧れも怯えもなかったのです。
自分にない感性にいつも驚き(結婚4年目の今でも驚き続けている毎日…)、自分にない知識に尊敬の念を抱いていて、また素朴な優しさと朴訥とした佇まい、誠実さと正直さは、大好きだった祖父や、高校生の頃から崇拝している中村哲先生を見ているようで懐かしい感覚を覚えること。
あとは些細なことが不思議と合っていたこと。例えば本を読むのが好き。根本的に動より静。喧騒や街中が嫌い。ひとりを楽しめる。泳ぎを含めて海が大好きで、登山などアクティビティを含めて自然が大好きなところなど。
まちこ先生の恩師によると、私たち夫婦と子供は「運命学から見ても最強の家族だ」と言われた事はいまも自信に繋がっています。
いざ本当に結婚してみると、いい思い出ばかりじゃなくて、嬉しさや幸せのほかにも悲しみや怒りもあって、我慢していることもあるし離婚するかもしれなかったこともあります。やっぱり一緒に生活してみると、最初は喜んで一緒に乗り込んだはずの舟にたくさんのずれが出てきます。でもいま思っていることは、ずれも含めていちいち感動したり反省したりしていて、楽しめるということです。結婚当初に思っていた、この人といたら自分の世界が広がると感じたのはまさに本当だったと年々強く感じます。
子どもが産まれたことで、私自身の性格も変わったなと思います。子どもを失いたくない気持ちが強迫観念になるほどすごく強くなってそして臆病になった気がします。喜びもそうだし、悲しみや恐怖に対しての幅も広がりました。そして、潔癖性と完璧主義だと思って徹底的だったのが、適当主義じゃないとやってられなくなったのが、わたしの人生においてとても必要なことだったのだと感じています。あとは少し現実を見据えるようになった気が、、、 前はいつ死んでもいいやと思って生きていましたが「自分が死んだらどうしよう」と子供のことを第一に考えるようになって恐くなりました。
交際期間の長さがとても短いのも良かった気がします。ふたりの気持ちが盛り上がる前に結婚しているので未来を思い描いていなくて、結婚後に価値観の違いが明らかになったりケンカをしたりした時に「こんなはずじゃなかった」という行き違いがないのです。
結婚した当初は、家族のチームとしての結束力はゼロでしたが、だんだんお互いに対する責任感が生まれてきて、より一層相手を大切に思えるようになりました。嫌気がさすこともありますが同じ舟の上なので我慢したりして、とりあえず同じ方向を向いて舟を進めます。そうやっているうちに、確かにひとりの舟では我慢することなく風や波の運命だけなので、ふたり乗り込んだ舟はひとりのときとはまったく違う景色の場所にどんどん向かっているなぁと、日々思います。結婚する意味ってそこにあるのだなと。
結婚情報誌のキャッチコピーに「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」とありましたが、まさにその通り!と、叫びたい。
結婚にも子育てにも全く憧れがなかったのに、この毎日には、自分で自分が一番びっくりしております。(Ⅿ・S)