「博多駅くうてん」での食事を終え
エレベータを降りたったとき、
目の前に、
ヨガ教室生徒のマリンさんの、お父さんが。

「あら、お父さん」と声を掛けたら、
何と
マリンさんも一緒だったのです。

「マリンさんもずいぶん元気になられて・・・」
と言うと、
「おかげさまで」
と、お父さん。

ご家族そろって食事に行かれるところでした。

カウンセリングを開始したころは、
「お父さんが怖い」と訴えていたマリンさん。
お父さんにも何度か
カウンセリングに来ていただきました。

きょう偶然、
お父さんやご兄弟と楽しそうにしているマリンさんに会えて、
温かい気持ちで帰路につきました。

そういえば数日前のこと、
「マリンさんは最初
　どんな思いでサンシャインに来たの？」
と、訊いたら
「わからない。
　お母さんに連れてこられたから」と。

そして、
「命を救われた」と。

そういうふうに思っているのだと嬉しかったのですが、
きょうのマリンさんの笑顔がそれを裏付けていました。

博多駅前の「着衣の横たわる母と子」。
母と子の絆を象徴する、ヘンリー・ムーアの作品です。