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村上眞知子のサンシャインな日
ギリシャ研修【4】 ギリシャの自然と社会状況
ギリシャ研修から無事帰ってきたことを知った方から共通して聞かれたのは、「天気は良かったですか?」ということ。
おかげでずっと晴れの良い天気でした。
しかも最高気温は30℃近く。
ほぼ日本と同じだったようです。
緯度がほぼ同じだからでしょうか。
アテネ空港からバス3台に分乗したのですが、すぐにガイドさんから飲料水についての説明がありました。
ギリシャの人は水道水を飲むけど、皆さんはお腹を壊すといけないのでボトルウォーターにしてください、と。
ギリシャの降水量は日本の4分の1だそう。
ずっと晴れというのも当然かもしれません。
トイレの注意もありました。
水が貴重なこととペーパーの質が良くないことから、ペーパーは水に流さないでゴミ箱に捨ててください、と。
つい流してしまったことも何回かありましたが、水を普通に使える日本が当たり前ではないのだと気づかされました。
雨が少ないからか山も日本のようには木が茂っていず、地肌が見えているところもありました。
これはデルフィ遺跡に向かうバス車中から撮った写真ですが、どこの山もこんな感じでした。
山に風力発電の風車が回っているのを幾度か見かけましたが、太陽光パネルは見ませんでした。
日本では阿蘇のような観光地にさえ太陽光パネルが張り巡らされ、大きな社会問題になっていますが、これ以上は増やさないでほしいものです。
緑豊かな日本ですが、天地の恵みをもっと感謝したほうが良いなと思いました。
アテネ空港でちょっと外に出た時、空気が澄んでいないように感じたのですが、ガイドさんから「アフリカから砂が飛んできているので、ここ数日空気が煙っています」と説明があり、なるほどと思いました。
日本に黄砂が飛んでくるのと同じようにアフリカから飛んでくるとは。
黄砂のように汚染物質が含まれていないだけ益しなようですが、大地の乾燥というのは地球上の大きな問題ですね。
これは、ギリシャに着いた日(18日 土曜)に撮ったパルテノン神殿。
こちらは5日後(23日 木曜)の朝、ホテルのレストランから撮ったパルテノン神殿。
空が、空気感が、全然違う!
そんな空の下でいただく朝食は格別でした。
アテネ市内をバスや徒歩で移動する機会が何回かあったのですが、あちこちに大きな落書きがあり、観光都市なのに、と残念に思いました。
ガイドさんによると、中東からの移民の人たちの仕業だそうです。
ギリシャではスリも横行しているそうで、手荷物にはよくよく注意して!と何度も促されました。
研修中には誰も被害に遭いませんでしたが、ギリシャに着くまでに2人が多額をスリにやられたそうです。
日本も新たに育成就労制度を導入し、「移民」という言葉こそ使っていませんが、外国人を今まで以上に受け入れていくという政策を決定したばかりです。
移民によって社会が乱れることは何としても防ぎたいものです。
国立図書館から歩いてホテルに戻る途中、歩道にいろいろな新聞を販売している屋台のようなものがありました。
それを見てガイドさんが「ギリシャの人たちは政治に関心が高く、よく議論します」と。
日本でも私たちがより良い生活をしていくために、政治がもっと身近なものになって、日常的に議論していけるようになればいいなと思います。