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村上眞知子のサンシャインな日
ギリシャ研修【3】 ギリシャ神話と哲学者
ギリシャと日本の共通点の一つ、それはどちらにもたくさんの神様がいらっしゃること。
ギリシャには全知全能の神と言われたゼウス神を中心に系図が残っているほどたくさんの神々の活躍が神話として伝承されています。
ギリシャ神話は読んだことがなかったのですが、移動のバス車中でガイドさんがよくギリシャ神話を語ってくださったので、読んでみたい!と思いました。
そんなオリンポスの神々が、貨幣博物館のすぐ近くのアテネ大学に像として掲げられていました。
中央がゼウス神。
これらの像の一つひとつに神話があるようです。
左手の柱頭には、知恵と技芸の女神アテナ。
槍と盾を持っています。
正義のために戦う神だそうです。
左手には、音楽・医術・預言の神アポロン。
竪琴を手にしています。
その手前には、人類の教師と言われるソクラテスの座像が。
左手にはソクラテスの教えを享けたプラトンが。
二大哲学者が私たちを迎えてくれました。
こんな神々や哲学者をいつも見上げていたら学ぶ気持ちも引き締まるのではないでしょうか。
アテネ大学の隣には国立図書館(現在は使われていない)があり、壁面にギリシャ神話が描かれていました。
場面の一つ一つに物語があるようで、ガイドさんがいくつかを説明してくれました。
今回のギリシャ研修で初めてギリシャ神話に触れました。
イギリスの歴史学者アーノルド・トインビーは
「12,3歳までに民族の神話を学ばなかった民族は必ず滅びる」という言葉を残しています。
私自身、日本神話に触れたのは王道學を学び始めた3,4年前。
それまで古事記や日本書紀の存在は知っていましたが、手に取ってみようとも思いませんでした。
ギリシャ神話には、浮気や嫉妬、やったりやり返したり、と人間臭い姿が描かれています。
日本神話にも似たような話があります。
所が変わっても人間(神様?)の本質は変わらないということでしょうか。
これを機にギリシャ神話を読んだり聴いたりしていきたいですし、子どもたちに日本神話の紙芝居をすることにも取り組んでいけたらと思っています。