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村上眞知子のサンシャインな日
投稿日:2010年8月20日
ブログカテゴリ:
日々のこと
軍事郵便
お盆休みに
亡母の古い箪笥の中を整理しました。
その中に、満州牡丹紅の戦地に赴いていた父が
母に宛てた「軍事郵便」も。
検閲済の印が押されています。
文中には「先月中旬より約○ヶ月、○○へ出て居るので」と、
検閲を意識した伏せ字も。
こうした軍事郵便の話は聞いたことがあったのですが、
実物を見たのは初めて。
父は、背中に銃撃に遭った時の傷を負っていました。
戦争のことはあまり語ることなく逝ってしまった父。
元気なときにもっと聴いておけばよかったと悔やまれます。
戦争の不条理を描いた浅田次郎の「終わらざる夏」を読んで
父の思いを感じてみようかなと思っています。