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村上眞知子のサンシャインな日
投稿日:2010年10月25日
ブログカテゴリ:
日々のこと
キャナルシティで「水上夜能」
狂言や能って
なかなか観る機会がなかったのですが、
昨日、
キャナルシティで「水上夜能」を観ました。
まずは狂言。
「清水(しみず)」という演目でしたが、あらかじめストーリーが
わかっていたこともあって、笑え、しっかり楽しむことができました。
太郎冠者が命じられた水汲みをしたくないばかりに
「鬼が出た」と主人に言い、免れようとしたのですが、
主人に嘘だと見抜かれてしまうという話。
出演のお二人とも汗びっしょり。
動きは少ないのにすごいエネルギーを使われるのでしょうね。
6年生を担任していたころ、
国語の教科書に、狂言「附子(ぶす)」が載っていた記憶があります。
子どもたちが生の舞台を観たら、
狂言にもっと興味を持てるのではないかなと思いました。
喜劇の狂言に対して、
能は悲劇。
「葵上(あおいのうえ)」という源氏物語の演目でしたが、
葵上の重病が六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)の生霊のせいだとわかり、
修験者がその怨霊を成仏させるというストーリー。
人間の心に潜む邪を
般若で表した能。
「能面のような」と、表現されることがありますが、
面は何も変わらないのに、表情豊か。
日本古来の伝統芸能の能と狂言。
昨日みたいに、
もっと身近で楽しめる機会があると嬉しいです。