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村上眞知子のサンシャインな日
梵字美術展
5月21日(土)、朝一番の飛行機で東京へ飛び、緑豊かな上野の「上野の森美術館」へ向かいました。
楽しみにしていた梵字美術展を観賞するためです。
徳山暉純先生が50年振りに開催される美術展に私たち梵字を学ぶ者500名も参加しての開催でした。
東京在住の「ことばの教室」時代の恩師も駆けつけてくださり、数年振りにお会いできました。
徳山先生の解説ツアーで一つ一つの解説を聴くと「一字千理」と言われる梵字の深い世界を垣間見ることができました。
私にとっては初めてで最後の美術展なので、3つの合同作品に名を連ねました。
① 金剛界曼荼羅
3メートルもある大きな作品です。
1つ1つが仏様を表しています。
1字だけ描かせていただきました。
なかなかうまく描けず、絵画修復士になったような気持ちで形を整えたことを思い出しました。
② 阿弥陀根本陀羅尼
1000年残るよう紙も墨も糊も特別のものが使われた作品です。
私たち大勢は梵字を描くだけでしたが、制作担当の方は台紙をつくったり梵字を切り抜いて張り合わせたり、相当の時間を使って作り上げてくださいました。
制作担当の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
台座は職人さん作だそうですが、四方に彫り物も施されています。
私は、写真中央辺りの2字を描かせていただきました。
③月別守り御本尊文字仏
誕生月ごとの守り本尊を一人1字ずつ描いたものを製作担当の人たちがデザイン化してくれています。
私のは周りの小さな1字です。
「描いてみませんか?」と声を掛けてくださった制作担当者のおかげで仲間入りができました。
和風のこんな作品もありました。
これまでなぜ人が龍を好むのか、よくわからずにいました。
今回の解説で、龍とは人の内なるエネルギーを表すものと知り、なるほどと思いました。
昇り龍は特にそうなのでしょう。
黒龍、青龍、白龍、赤龍それぞれのエネルギーをしっかり感じることができました。
その横には、子どもたちの龍の絵も展示されていました。
先生は、この中の2点を指して「10年後、この子たちが世の中を変えていく」と。
どの絵だと思われますか?
子どもたちはもちろん親御さんもまだ気づいていない内なるエネルギーに期待したいものです。